この観光立市郡上を支え、動かしていくヒト・モノ・コトを総動員でつくり上げていくためには、観光立市郡上を確立するための戦略的なデザインづくりや郡上のブランド性を高めるコンセプトづくり、郡上がもつ宝ものや光をデザインによってより輝かせる手法のシステム化が欠かせません。
このため、トータルデザインづくりとして、内外で資源を活かす人を増加させる「足場固め」、個々の取り組みを推進し、内外の人々に選択されるための魅力向上を図る「ブランド化」、観光立市郡上の推進基盤を構築する「体制・環境整備」の3つを大きな柱として取り組みを推進します。
観光立市郡上推進の3つの柱
足場固め ~内外で資源を活かす人の増加~
観光立市郡上を推進するためには、郡上に暮らす私たちが郡上のことを良く知り、考え、行動する必要があります。
このため、郡上を知る機会づくりや市民と行政等が協働で施策に関わるための人材づくりを進めます。また、様々な取り組みを連携させた効果的なプロモーションを行うための戦略的なストーリーをつくり、積極的な情報発信・PRを実施するなど、市内外で郡上の資源を活かす人を増やします。
ブランド化 ~内外の人に選択されるための魅力向上~
郡上おどりや白鳥おどりをはじめ、雄大な自然に囲まれたウインターリゾート・アウトドアリゾート、風情ある城下町、伝統的な水利用のまち、郡上鮎、和良鮎など、全国や世界に向けて一定のブランド力をもつ資源が郡上市には豊富にあります。
郡上市の活性化に向けて、こうした資源を引き続きPRし魅力の向上に努めるとともに、まだまだ、広く知られず埋もれている資源や磨けばキラリと光る可能性を秘めている資源を探し、光を当て、磨いていくことにより内外の人に選択されるための魅力を高めていく必要があります。
体制・環境整備 ~推進基盤の整備~
観光立市郡上の推進には、市民、事業者、各種団体、行政等が共に手を取り合って一丸となって取り組んでいく必要があります。このための推進組織の設置などの体制づくりや来訪者・移住定住者の受け入れ体制の確立、路線バス等の公共交通体系の整備、宿泊施設等の改修、景観形成、先人から守り継がれてきた自然環境の保全など、市民にとっても来訪者にとっても満足感や充足感が高まり、郡上で暮らしたい、暮らし続けたい、訪れたいと思えるような推進基盤を整備する必要があります。