定員管理の目的は、市民負担の大幅な増加を招かないように留意しながら、ますます限られてくる財源の枠内で、市民一人ひとりが豊かさとゆとりを実感できるよう、貴重な人材を活かし「最少の職員数で最大の効果を上げるようにすること」にあります。そのためには、類似団体別職員数の状況などの現状分析を行うとともに、財政健全化の目標値に近づけるため、IT化等に伴う事務事業の効率化、組織・機構の簡素合理化、外部委託の活用等、スクラップ・アンド・ビルドの徹底を図り、常に定員規模の適正化を図っていく必要があります。
本市は平成16年3月1日からの市制施行以来、行財政健全化に向け徹底した歳出削減や経費の節減・合理化を図るため、行政点検による事務事業の見直しや指定管理者制度導入等の効率的な行財政運営の推進と併せて、職員数の削減による総人件費の抑制に努めてきました。
更には、職員の定員管理を計画的に進めるための基本的な方針として、平成17年度から平成30年度までを計画期間とした「郡上市定員適正化計画」を策定(平成20年度に第1次改訂、平成25年度に第2次改訂)し、スリムで効率的な組織の構築を図りつつ、適材適所・少数精鋭を基本とした定員管理の適正化を推進してきたところです。
市政施行15周年を迎えた現在も、引き続き厳しい財政状況ではありますが、住民サービスの向上のため、職員数と業務量のバランスの適正化を図りながら、施策や事業が円滑に推進できる組織体制の構築と職員数の適正管理のため、今後とも継続した定員適正化の取組みが必要であることから、今回計画を見直すとともに、計画期間を令和6年度まで延長することとします。
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