5月14日、国は、岐阜県を含む39県の「緊急事態宣言」を解除しました。これに伴い、岐阜県においては、社会経済の回復・再生、教育の再開、感染防止対策の強化に向け、「オール岐阜」で取り組む旨、古田知事から強いメッセージが出されました。また、事業者への休業協力要請に関しては、業種業態ごとに対応を見極め、段階的な営業再開を目指すとされており、新たに策定された「コロナ社会を生き抜く行動指針」に沿い、長期的な取組みが進められます。
郡上市においても、学校の臨時休校をはじめ外出自粛や休業要請・協力依頼等、市民の皆様には多大な協力をお願いしてまいりました。先が見通せない中、計り知れない不安と緊張があったことと存じます。しかし、私たちは、多くの不安や不便を乗り越え、郡上市内での感染者発生が確認されることなく、「緊急事態宣言」解除の状態に辿り着くことができました。本当に、皆様のお取組みのお蔭であり、心から御礼申し上げます。
ただ、今回の「緊急事態宣言」の解除は、「安全宣言」ではありません。私たちの身の回りに新型コロナウイルスがいなくなった訳ではありません。コロナとの闘いは長期戦に亘ることが予想され、第2波、第3波も心配されるところであります。今後も、県が示す「コロナ社会を生き抜く行動指針」に基づき、感染防止対策に引き続き、気を抜くことなく取り組むとともに、元気な郡上の回復に努めてまいりたいと考えます。
国の特別定額給付金は、支給に向けた手続きが始まっております。市独自の休業協力金や観光事業者の経営安定に向けた補助金等、皆様にご活用いただける経済対策にも努め、また今後も知恵を絞ってまいりたいと思います。
何度も申し上げますが、どうか今後も気を抜くことなく「人との距離確保」「マスク着用」「手洗い習慣」等、感染防止対策に取り組んでいきましょう!
結びに、別に掲載している「知事メッセージ(5月15日付)」をぜひお読みくださいますよう、お願いいたします。
令和2年5月15日
郡上市長 日置 敏明