令和7年9月3日岐阜県から「岐阜県ツキノワグマ出没注意情報」が発令されました。
市民のみなさんの安全確保や被害の未然防止のため、今後クマが冬眠するまでの間、山間部での遭遇に注意することはもとより、平野部や住宅地においてもクマの出没に対して適切な対策をとり、注意するようお願いします。
1 県民の皆様の生活圏での対策
- 住宅地やその周辺では、収穫しない放置果樹は早めに実を取り除くか、木を伐採する等クマの餌となる果樹を残さない。
- 生ゴミがクマの餌とならないよう、ゴミ出しのルールの徹底やゴミ集積場の対策を地域ぐるみで取り組む。
- 里山や住宅地周辺の藪や河川敷等の刈払いを行い、クマ移動経路となる環境を作らない。
2 農業者等の事業者の対策
- 家畜への飼料はクマの餌となるため、保管倉庫の戸締りを徹底し夜間の侵入を防止する。
- 農作物の収穫残渣を畑等に放置しないよう、適切に処理する。
3 レジャー等で山に入る方の対策
- 県・市町村等が発出するクマの出没情報に注意する。
- 入山する際には鈴やラジオを利用して自分の存在を示し、複数人での行動に心がける。
- 弁当等の残渣は必ず持ち帰り、登山道や休憩小屋にクマが寄り付かないようにする。
- クマの活動が盛んになると言われる早朝や夕方は特に注意する。
- 休憩する場合も常に周囲に注意し、ごみを放置しない。
4 狩猟等で鳥獣の捕獲をする際の対策
- シカやイノシシ等を捕獲するためにわなを設置する際には、クマの捕獲に繋がらないよう、わなの構造に注意する。また、わなを稼働させる前には、クマの痕跡等を十分確認することとし、痕跡等を発見した場合には、わなの設置を中止し、餌も回収する。
5 もしクマと出会ってしまったら
- ゆっくりと後退!
クマは本能的に逃げるものを追いかけようとします。決して大声を出さず、ゆっくりと後退してください。 - 子グマには注意!
子グマの近くには親グマがいます。速やかに安全なところに避難してください。