「郡上市こども計画(第3期郡上市子ども・子育て支援事業計画)(案)」に対するパブリックコメントの実施に際し、貴重なご意見をいただきありがとうございました。募集期間中、3名の方からご意見をいただきました。その内容と、市の考え方は次のとおりです。
※いただいたご意見は、趣旨を損なわない程度に要約し掲載しております。
募集期間 | 令和7年2月10日(月)から令和2年3月2日(日) |
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意見提出人数、件数 | 3人、11件 |
意見の提出方法 |
FAX 1人 電子メール 2人 |
No. | いただいたご意見 | 意見に対する市の考え方 |
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1 | これまでの計画を踏まえ、実施された施策の成果や改善点を活かしながら、さらに充実した保育サービスや子育て支援の取り組みを進めていただきたい。 |
市民の皆さまにご協力をいただきながら、子育てやこども・若者支援施策の充実に取り組んで参ります。 |
2 | 子育てに関わるすべての方々への支援も強化し、他地域で成功した事例や良い反響のあった施策を参考にしながら、日本で最も育児と生活がしやすい市を目指していただきたい。 |
郡上市では、令和6年度から市内すべての保育園や認定こども園において「紙おむつのサブスクリプション」を利用する保護者の負担をゼロとするために、市が全額補助する事業を岐阜県で初めて開始いたしました。他地域での好事例を調査・研究するとともに、子育てに関わる方々のご意見を伺いながら、今後も、こうした事業を増やしていけるように取り組んで参ります。 |
3 | 時代はめまぐるしく変わり、これからのこども達がどのように成長すれば、親が願う幸せな未来をつかめるのか心配は尽きません。昨今の物価高等をうけ、若者世帯はギリギリの生活をされている方が多くみえます。これまで以上にこども達への補助金を増やすことを検討いただきたいです。具体的には、次の内容です。 (1)中学、高校入学時の制服やジャージ、靴等の購入費の補助 (2)資格取得に対する補助や祝金の支給(英検やプログラミング系の資格等に補助金等を支給することで、資格取得に意欲を持って取り組め、郡上っ子のレベルアップにつなげる) |
【(1)中学、高校入学時の補助】 【(2)資格取得に対する補助】 |
4 | 【こども・子育ての情報発信方法の改善。統一することはできないか。】 私は郡上市へ移住してきて子育て中です。その経験から、わくわくするようなわかりやすい情報源があると良いと思います。これから始めて出産を迎えるママ、移住してきたファミリーたちが、「これから郡上市で子育てできるのが楽しみ」と思ってもらえるような情報がつまった情報源をぜひとも作って欲しいです。具体的には、次のような情報があるといいです。 (1)郡上市は広いため、住んでいる町以外のことも知れる (2)幼児期から児童期への環境の変化に戸惑うこともあるため、幼児期からも小学生や中学生になることへの見通しがつくような情報 (3)最新情報は日々変わっていくので、新しい団体が実施している取り組みや週末のこどもたち向けイベント情報等、こども・子育てに特化した日々更新されていく今の時代にあった情報発信の方法 こうした情報発信には、幼児期以外の情報も必要なので、健康課、児童家庭課、学校教育課、教育総務課、スポーツ振興課、社会教育課、社会福祉課・・・とたくさん課が分かれている中で、どの部署が主体的に実施するのかの課題もありそうです。こども・子育てに関わるチームを作って課をこえて取り組めると良いと思います。市だけで実施するのが困難な場合には、民間の得意な人たちに委託してでも、やる価値がある。 私のアイディアの一つとしては、TABITABI郡上の子育てバージョンで、郡上市子育て情報サイトのようなものです。郡上市のなかの人以外にもアピールになって子育て移住の促進につながるし、子育て世代以外の人にも関心を持っていただくことで、子供に優しい飲食店が増えたり、これなら自分たちも何かできると思えるような人が増えていろんなアイディアが広まると考えます。 |
沢山のご提案ありがとうございます。 |
5 | 子育て世代における移住者の割合はどのくらいなのでしょうか。 観光と同じくらい、「郡上市は子育てしやすい町」を推して欲しいと思います。 他県では、公教育でもユニークな教育方法に取り組んでいるところがあります。郡上市でも他とはちがう、郡上市ならではの一歩先の教育移住を狙った策に取り組んで欲しいと考えます。 |
4月からスタートする第4期郡上市教育振興基本計画では、文化・歴史・自然・産業等の郡上市ならではの魅力について、多様な他者との協働によって活かす教育を「シン・郡上学」で推進することが、重点施策の冒頭に掲げられています。「シン・郡上学」は、幼児から社会人まで郡上で生活する一人一人の可能性を引き出す教育を実現することで、ふるさとへの誇りと愛着を育み、郡上市及び日本社会を牽引する人材を輩出することを目的としています。結果として、教育を通じた魅力あるまちづくりに共感し、相互理解を深めながら移住していただける方が増加していただければと考えます。ご意見として承り、こうした取り組みを市内外の方に知っていただく施策も、検討して参りたいと考えます。 ※多様な他者との協働 |
6 | 郡上ならではの強みをさらに伸ばしてほしいです。 こどもたちの居場所づくりで、雨の日でもいられる場所や、木遊館のような場所が検討されていると聞いています。郡上市は市街と違って、山と川に囲まれているのがいちばんの魅力です。このため、施設を作る場合は、そこを拠点に山や川へと親子で、子供同士で、遊びに行けるような場所にして欲しいと思います。そして、施設を作るだけではなく、そこに常駐する人も郡上の自然の魅力をたのしく伝えていけるような人を抜擢して欲しいと思います。針葉樹の森が多いので、広葉樹の森でこどもが遊びやすい平らな森をぜひ整備して欲しいと思います。 「週末はショッピングモールへ行くよりも、郡上の自然で家族で遊ぶ方が楽しい」と、こどもにも大人にも思ってもらえるような場所があるといいと考えます。 |
市では、子どもたちの健やかな成長と将来の郡上を担う人材の育成を目指し、幼児期からの発達段階において木育が有効だと考えています。また、天候の悪い時の遊び場の提供を進める中で、「ぎふ木遊館サテライト施設」の整備を計画しています。具体的には、旧大和第一北小学校体育館の全館を改修し、広い空間を利用して木製遊具やおもちゃの遊び場の設置を検討しています。 |
7 | 【P57 基本施策:こどもの居場所づくり、学習支援】 こどもの居場所・子育て応援マップを作成して欲しいです。こどもも、親も、一目でわかりやすいもので、年度ごとに更新されるものがあるといい。住んでいる町以外で、波長が合う場所を見つけることができるかもしれないと思います。そして、マップを見て、各地域の方々が自分たちもこどもたちの居場所作りをしてみようというきっかけになることを目指す。そうなれば、一人でも多くのこどもが自分の足で歩いて行ける場所を見つけることができると考えます。 以前に作成されていた、「郡上の川遊びマップ」のようなイメージが良いと思います。 |
現在の子育て支援センターでの取り組みは、子育て支援サイト「わわわ」配信、「わわわ」安心子育てガイドブック情報誌等で、地域の子育て支援施設や公園等の紹介をしていますが、こども目線の情報や時代に合わせた情報内容を発信していくことに課題はあると認識しています。現時点で施策として位置づけはできませんが、ご意見として承り、紹介内容や方法の見直しを行い、子育てサークルや居場所の紹介をサイトやSNSで発信して参りたいと考えております。 |
8 | お父さん、お母さんが川遊びや自然体験を楽しむ機会をたくさんつくってほしい。親が郡上の自然を楽しむから、こどもも郡上の魅力を肌で感じることができ、将来この自然環境で自分も子育てしたいと思うことができると思います。 |
前述の「シン・郡上学」において、郡上の自然環境を楽しみながら未来を創拓することを目的として、幅広い世代を対象とした体験活動やフィールドワークを計画しています。 |
9 | 【P34 こども向けアンケートについて】 ④の質問、高校や大学を卒業して働き始めたり結婚したりしても郡上市に住み続けたいかについて、「一度、進学や就職で郡上市を出ても、結婚や子育てのタイミングでまた戻ってきたいと思うか」という質問を追加してほしい。Uターンの可能性を知りたいし、そういう未来もいいなと高校生たちに考えるきっかけにもなると考えます。 |
ご意見として承り、次回アンケート調査に向けて、検討して参ります。 |
10 | 【P34 こども向けアンケート⑦、⑧及びP41(6)こども・若者のための居場所の確保について】 小学生は児童館へ行ったり公園で遊んだりしている姿をよく見るが、中高生は部活以外でどこで過ごしているのだろうとよく思います。家や学校以外で、お金を使わずに、自由に過ごせる場があるといいので、八幡町だと大正町公園にバスケットゴールがひとつあれば、中高生が増える気がする。他には、図書館の隣の文化ホールの1階をフリースペースで積極的に開放できると良いと思う。 |
ご意見として承り、こどもや若者世代の意見を聞く取り組みを実施し、ニーズの把握をしながら、より良い居場所ができるように、検討して参ります。 |
計画案等の資料
郡上市こども計画(案)(pdf・3.1MB)
第3期郡上市子ども・子育て支援事業計画ニーズ調査 調査結果報告書(pdf・13.2MB)