おはようございます。
本日は、去る6月10日から始まりました「令和7年第2回郡上市議会定例会」の最終日となりますとともに、「日本一のおどりのまち 郡上」を全国に向け発信するため、議会・執行部ともにみなさんが浴衣姿で本会議に臨む、「浴衣議会」の日であります。
まず、嬉しいお知らせとして、「白鳥の拝殿踊」がこの3月、国の重要無形民俗文化財に指定されました。
かつて「拝殿踊」は市内外で広く行われていたようですが、多くは時代の流れとともに踊られなくなっていきました。そのなかにあって、「白鳥の拝殿踊」は、保存会の皆様のご尽力により今日まで伝承されています。近年は県外からの参加も増加してきており、この民俗芸能が国の宝として認められましたことは、地域の方々のご努力の賜物であり、敬意を表したいと思います。
さて、7月9日の「白鳥の拝殿踊」を皮切りに、「郡上踊」、「白鳥踊」の発祥祭がそれぞれ行われ、今シーズンの踊りがスタートします。これから約2か月間にわたり「郡上の踊り」を、市民をはじめ全国の踊りファンの皆様に楽しんでいただけますよう市としても支援してまいりたいと存じます。
なお、今年の「郡上踊」では、徹夜おどりにおいて踊り参加者などから応援金を募るという取組みがスタートしますが、そうした踊り文化の持続的発展に向けた新たな取組みに期待しているところでございます。
また、未来の郡上市を担う子どもたちの関りが増えてきた事も誠に頼もしい限りです。
例えば、記念式典の司会や、踊りに中学校生徒が積極的に参加されますし、高校生による屋形曳への参加機会を増やされるなど、子どもたちがその運営の一端を担われます。
こうした子どもたちの積極的な関わりをいただきつつ、今年度も変わらず郡上の踊りが開催できるのも、それぞれの保存会や観光協会をはじめ、多くの関係各位の大変なご努力のおかげでございます。広い世代が関わりを持ちながら国の内外からたくさんのお客様をお招きしたいと考えております。
なお、本日最終日の本会議において、令和7年度補正予算に関するもの1件を追加提案いたします。議案の詳細につきましては、担当部長から説明をいたしますので、ご審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げます。
以上、「浴衣議会」冒頭のご挨拶といたします。
ありがとうございます。
令和7年6月27日
郡上市長 | ![]() |