「第3次郡上市総合計画(案)」に対するパブリックコメントの実施に際し、貴重なご意見をいただきありがとうございました。募集期間中、1名の方からご意見をいただきました。その内容と、市の考え方は次のとおりです。
※いただいたご意見は、趣旨を損なわない程度に要約し掲載しております。
| 募集期間 | 令和8年1月30日(金)から令和8年2月15日(日) |
|---|---|
| 意見提出人数、件数 | 1人、6件 |
| 意見の提出方法 |
電子メール 1人 |
| No. | いただいたご意見 | 意見に対する市の考え方 |
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| 1 |
P14 『1.子育て・健康・福祉』 方針4 地域福祉・障害福祉 障がい者(児)という括りだけでは不十分。身体障害、精神障害、発達障害など、障害による課題はそれぞれ違いがあり、それぞれに必要なアプローチが違うことを念頭においていただきたい。特に、就労に関しては、障がい者当事者だけへのアプローチは不十分。郡上市内で障害者雇用を実施している企業や事業所はかなり少なく、またその取組には積極的でないと聞く。市が中心となり、商工会や福祉事業者、ハローワークなど、もっと多くの関係機関を巻き込まなければ実現不可能。結局のところ「障がい者雇用してくれる場」が、市内にないことで障がい者までもが市外へ流出する。 |
障がい特性に応じたきめ細やかな支援の必要性、そして市内における就労環境の厳しさに対するご指摘は、郡上市における重要な課題の一つであると認識しております。総合計画は市全体の大きな指針を示すものであるため、個別の詳細な手法すべてを記載することは叶いませんが、「障がい特性に応じた個別支援の強化」「雇用創出に向けた体制構築」などについて、いただいたご提案は、今後の「障害福祉計画」などの個別計画、および具体的な施策展開に反映させてまいります。 |
| 2 |
P20 『2.教育・文化・人づくり』 方針2 学校教育 ここでは「子どもへの教育に関する指針のみ」を扱っているが、教員へのフォローや教員を守る対策が、まったく示されていない。昨今、全国的に教員のメンタルヘルス対策への関心が高まる中、何も対策されないのは疑問。事実、私の血縁者で小学校の教員をしている者が、昨年メンタルダウンを経験し、しばらく休職していた。メンタルヘルスは、「起こってから対応する」では手遅れになることも多く、「起こる前に防ぐ」ことが非常に重要。教員の自死にもつながる非常に重要な問題であり、危機感をもって対応していただきたい。
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子どもへの教育の方向性を中心に示しておりますが、その基盤となる教職員の心身の健康を守ることも極めて重要であると認識しております。郡上市では、教職員のメンタルヘルス相談体制の整備や長時間勤務の縮減に向けた取り組み、職場環境の改善など、働き方改革の推進に取り組んでいます。今後も教職員一人一人が安心して働くことができる環境づくりを重要な課題ととらえ、関係機関と連携しながら、休職や深刻な事態を未然に防ぐ取り組みを進めてまいります。 |
| 3 |
P25 『3.産業・雇用』 全般 林業・農業などは、全国的に「担い手不足」であることを前提に計画する必要がある。例えば、実験的な運用アイディアを全国から募り、市がその事業に対して補助金を出す。その代わり、たとえばその事業者の本社を郡上市におく、人材の◯割を郡上市から採用するなどの条件つきで公募するなど、ある程度「不確実だけれども可能性のあるものへの投資」も検討してみていただきたい。
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農林水産業の担い手不足が深刻である現状を踏まえ、郡上市では、インターンシップの受け入れをはじめとする農林水産業への就業機会の創出と、資格取得などの支援を行っています。さらに、作業の省力化・効率化を図るための機械導入支援や基盤整備を進めています。今後も農林水産業者や関係団体等のご意見を伺いながら取り組みを継続してまいります。 |
| 4 |
P32 『3.産業・雇用』 方針4 観光 産業との関連で、ただ単に「観光者を増やす」という目的では、頭打ちがすぐにくると思われる。例えば、各宿泊施設、飲食店と商工会がコラボレーションし「ワーケーションプラン」など、観光以外に郡上市を訪れる人を増やすなどのアイディアが必要と思われる。 |
総合計画は市全体の大きな指針を示すものであるため、個別の詳細な施策を記載することは叶いませんが、今後も計画の推進にあたっては、いただいたご意見のように、郡上市を訪れる人の増加を目指して、関係団体や事業者及び他分野の団体などとも連携を密にしながら、毎年の観光施策を企画・実施してまいります。 |
| 5 |
P43 『5.まちづくり・地域振興』 方針2 共生社会 多様性と人権をセットで検討していただきたい。外国人雇用や移住者、障がい者やセクシャルマイノリティなど、全ての「マイノリティ」の人たちが住みやすい環境を整えるには、郡上市で生まれ育った人たちへの啓発はもちろん、マイノリティの当事者たちを多く巻き込んで、当事者の意見を聞き、その意見を吸い上げる機会が必要。膝と膝と突き合わせ、本音で語り合える場が必要で「お仕着せの環境整備」では、当事者も納得がいかないと考える。 |
ご意見のとおり、多様性の推進には人権の視点が不可欠であり、当事者の声を丁寧に伺うことが重要であると認識しています。施策1に示す「人権意識の啓発」の中で多様性も包括して、関係団体や当事者の参画を得ながら対話の場づくりを進め、相互理解を深める取り組みを推進します。また、意見を施策へ反映する仕組みづくりに努め、誰もが安心して暮らせる環境整備を図ります。 |
| 6 |
計画全般 若い人にとって住みやすい環境というのは、まずは魅力ある職場・企業・仕事があるかどうかが大きく関わると思っている。その条件には、もちろん職種・業務内容だけでなく、多様な働き方があるかどうか、雇用主の都合で従業員を雇うのではなく、従業員のために雇うというスタンスが必要。そして、飲食業や宿泊業などの観光産業は、非常に「脆く」、先のコロナ禍で経験したように、天災に強く影響を受けやすいため、市としてはもっと、林業・農業などの産業に力を入れるほうが良いと考える。 |
若い世代にとって住みやすい環境をつくるには、魅力ある仕事や働く場の存在が重要であるとのご意見は、郡上市としても重要な課題と認識しています。職種や業務内容に加え、多様な働き方や働く人を大切にする雇用の在り方についても、今後の産業振興や人材確保において重視してまいります。また、観光産業が社会情勢や災害等の影響を受けやすい点を踏まえると、林業や農業など基幹産業の持続的発展と産業構造の多様化・強靭化の重要性は高いと考えています。なお、本計画の方針に基づく分野別の具体的な取り組みについては、各所管部署が定める個別計画や毎年の事業(予算)の中で推進してまいります。 「小さくまとまる」という考え方については、単純な集約を意味するものではなく、点在する集落や成熟したコミュニティの実情を踏まえ、生活機能やサービスの維持・連携の在り方を市民の皆さまと共に検討し、具体化していくことが重要であると考えています。 本計画の推進にあたっては、今後の郡上市の在り方について、市民の皆様が自分事として市の将来を考え、主体的に関わっていただく姿勢を大切にしながら、持続可能な郡上市の実現に向けて取り組んでまいります。 |
計画案等の資料
第3次郡上市総合計画 基本構想・前期基本計画(案)(pdf・2.5 MB)

































