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2011(第18回)さくら道国際ネイチャーランを終えて

 名古屋城から国道156号を北上し、金沢・兼六園に至る250kmを走る「さくら道国際ネイチャーラン」(同実行委員会主催)が今年も4月15日から18日にかけて行われ、多くの人に支えられながら無事終えることができました。
 3月11日に東日本大震災が発生し、「このような時期にイベントはすべきでない」という意見も聞きました。また、このイベントの強力なサポーターである自衛隊第10師団第38普通科連隊が、被災地での救援活動のため今年はお願いできないことになり、「中止」という言葉も頭をよぎりました。しかし、250kmという超長距離でかつ約900mの高低差があるコースを1歩1歩確実に歩みを進めるランナーの姿は、きっと被災地のみなさんへの応援メッセージになるという確信と、自衛隊のみなさんの助力がない困難な状況の中でこそ、「がんばって力をあわせてやりぬこう」という実行委員会のみなさんの決意で、実施を決定しました。
 私も、42カ所すべてのエイドポイントを廻ることはできませんでしたが、ランナーを車で追いかけて北上しながら、各エイドポイントに立ち寄りました。どのエイドでも団体や企業などのみなさんが、アットホームな雰囲気でランナーをサポートされ、今回は災害募金箱も設置されました。ランナーの中には、エイド毎に千円札や二千円札で寄金をされ、「体力よりも財布が大丈夫かな」などと余計な心配もいたしました。「がんばれ東北」、「がんばれ日本」等ゼッケンやシャツに被災地へのメッセージを書き込んで参加してくれたランナーもたくさんありました。
 こうして、4月17日午前7時57分、兼六園でトップランナーを出迎えました。名古屋城を出発して25時間42分、走り続けられたことになります。この後も、各ランナーが36時間以内をめざして、ゴールに到達されました。104人の出走者中、89人が完走されました。特にうれしかったことは、今回は大会史上初めて、地元郡上市出身のランナーが3人も完走してくれたことでした。今回もいろいろなドラマがありましたが、極限に挑んで苦しむランナーをエイドの人たちが支える。その姿は震災支援の姿ともダブって感動いたしました。
 この大会を支えていただいた多くの機関、団体、個人のみなさん、沿道で声援を送っていただいたみなさん、そして参加いただいたランナーのみなさんに感謝します。募金でみなさまから寄せられた約62万円の浄財は、新聞社を通じて被災地に届けていただきました。ありがとうございました。

(平成23年5月2日記)

郡上市長 日置敏明

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