自治基本条例とは
「市民が主人公のまちづくり」を進めるための基本的なルールです。
まちづくりの基本となる考え方や、市民、議会、市長等それぞれの役割、市民参画の仕組みなどが定められています。
『郡上市住民自治基本条例』は、市民参画によって市民の手づくりで原案が作られた条例です。
自治基本条例の必要性
地方分権が進み、各自治体では「地域のことは地域で決める」という、自立した行政運営やまちづくりを行っていくことが求められています。
こうした流れの中、郡上市においても、これまでの行政主導ではなく、市民のみなさんの参画に基づいたまちづくり、市民、議会、市長等の協働によるまちづくりが重要になっています。それを進めるためには共通の基本ルールが必要であり、その役割を果たすのが自治基本条例です。
条例制定までの経緯
- 平成18年4月 「郡上市総合計画」基本構想の中で『まちづくり基本条例の制定』が示される。
- 平成21年7月 「郡上市市民協働指針」において、その必要性が示される。
- 平成23年3月 「郡上市総合計画 後期基本計画」の中で自治基本条例の制定に向けた準備を進めることが明記される。
- 平成23年9月~ 郡上市総合計画審議会委員を中心に市民の代表30人の方で構成する「郡上市住民自治推進懇話会」発足。学習会を含め約30回の会議の中で、郡上市の住民自治推進について協議が行われる。
- 平成25年2月 「郡上市住民自治推進懇話会」より、自治基本条例制定の必要性が明記された提言書が市長に提出される。
- 平成25年6月~ 公募を含む市民の代表12人で構成する「(仮称)郡上市自治基本条例策定委員会」 発足。8回の委員会を経て、条例素案がまとめられ、市民意見交換会、市の例規審査会を経て、平成26年1月に市長へ提出される。
- 平成26年3月 パブリックコメント制度による市民意見公募を経て、市議会に上程し、原案のとおり可決される。