郡上市地域公共交通網形成計画(案)に対するパブリックコメント制度の実施に際し、貴重なご意見をいただきましてありがとうございました。平成30年2月1日から平成30年2月28日までの募集期間中、1名の方からご意見をいただきました。その内容と、市の考え方は次のとおりです。
※いただいたご意見は、趣旨を損なわない程度に要約し掲載しております。
募集期間 | 平成30年2月1日から平成30年2月28日 |
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意見提出人数、件数 | 1人、3件 |
意見の提出方法 | 手紙 |
No. | いただいたご意見 | 意見に対する市の考え方 |
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1 | デマンド交通導入に賛成である。 朝晩の通勤、通学時には通常のバスを走らせるとして、昼間のバス利用はほんとに少なく、デマンド交通にして、運行コストを下げた方がよい。高齢者がスマホやパソコンを使いこなすのは無理なので、電話オペレータを置いて、オペレータが予約を受け付けてパソコンに入力する方式がよい。郡上市のように過疎地域、山間地では、セミデマンド方式の方がよいかもしれないが、一方で終了時間が不明の病院の帰りなどで今から急に乗りたいなどの需要があれば柔軟に対応できる要素も必要と思う。 |
デマンド交通の導入検討に当たっては、地域や利用者の状況を把握し、多くの方々に利用していただける環境をつくることが重要と考えます。このため、高齢層のバス利用者が多い現状を踏まえ、ご指摘のような電話オペレータでの受付や利用に当たり柔軟な対応ができるよう沿線住民の意見を踏まえながら進めてまいります。 |
2 | 電車をほとんど使うことのない地域、例えば明宝の場合、中学生の社会科見学などで、岐阜方面へ出る場合、社会体験として、長良川鉄道の乗車体験(自分で切符を買って乗る)を組み込んだらどうかと思う。 大人になって旅をするようになって何も難しくない。気軽に利用できるもんだと分かった。 親に電車に乗る習慣が無いと、その子供も電車に乗ることが身につかない。 中学で電車に乗れるようになれば、高校の夏休みぐらいに一人で電車に乗ってあちこち行けるようになる。長良川鉄道の利用者を一人でも増やすことにつながる。 |
郡上市長良川鉄道協力会では、市内の小学校・幼稚園・保育園の児童・園児を対象に、社会見学や遠足で長良川鉄道を利用した際に、運賃の一部を助成する利用助成事業を行い、鉄道に乗車する機会を提供しています。また、児童・園児から一般まで広い世代を対象とした長良川鉄道会社見学会を実施し、関駅にある本社整備工場の見学を行うなど、長良川鉄道への理解やマイレール意識の向上に努めています。引き続き、利用者の増加に向けて長良川鉄道(株)と連携し、各種施策に取り組んでまいります。 |
3 | 路線バスの時刻が不便のため、時々、有償福祉運送をやむを得ず使うことがある。タクシーよりは安くても長距離となるので一人で乗って、数千円の出費となる。平成30年1月22日~3月11日まで東京近郊で、国土交通省が相乗りタクシーの社会実験を行っている。郡上市でも相乗りタクシーや有償福祉運送の相乗りができるようにならないだろうか。 | タクシー、福祉有償の相乗り利用については、国の制度改正等が必要となることから、東京近郊での実証実験など、国の動向をみながら、今後検討したいと考えます。 |
計画案等の資料
郡上市地域公共交通網形成計画(案)(pdf・3.7MB)