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平成31年 市長年頭あいさつ

 市民の皆様、明けましておめでとうございます。
 郡上市長の日置敏明でございます。
 平成31年、西暦2019年の新春を穏やかにお迎えになったことと、心よりお慶び申し上げます。

 「平成」としての年明けは、これが最後となり、5月からはいよいよ元号が改まります。30年間余の「平成」という時代の持つ歴史的意義や様々な出来事を静かに振り返りつつ、来るべき新しい時代が、幸せ多い、明るい時代となりますよう切に願うものであります。

 市民の皆様には、日頃より市政の運営に格別のご理解、ご協力をいただいておりますことに、厚く御礼を申し上げます。ありがとうございます。

 さて、皆様にとって、昨年はどんな年だったでしょうか。

 世界の政治・経済は、北朝鮮の非核化問題や、「貿易戦争」とも称される米中間の激しい経済対立などを巡って、目まぐるしく動きました。国内においては、消費税率引き上げへの対応や外国人労働者の受け入れ拡大など、いずれも国の将来を左右する重要な問題が議論されました。

 しかし、人々の心をとらえた一番切実な問題は、やはり「災害」であったろうかと思います。昨年は、日本列島がさながら「災害列島」の観を呈した1年でありました。1月から2月にかけては、北陸地方を中心に記録的な「豪雪」となり、6月末からは西日本を中心にした「豪雨」、それに続いて「猛暑」、「台風」、「地震」と列島中に自然災害が相次ぎました。被害に遭われました皆様、今なお不自由な生活を余儀なくされている皆様方には、心から御見舞申し上げます。

 郡上市も、多くの災害に見舞われました。福井県におけるような「どか雪」ではありませんでしたが、昨冬の雪は、特に市北部において何度か繰り返し降り積もり、例年になく多額の除雪費を要しました。「7月豪雨」は、幸い人命の被害は辛うじて免れたものの、市内全域に亘って家屋の床上・床下浸水、道路・河川・農林業用施設などの損壊、交通への障害、農作物被害など、大きな爪痕を残しました。それに続く「猛暑」では、例年は賑わうはずの夏の観光シーズン、郡上市にとっては言わば「書き入れ時」に、余りの暑さのため観光客の入り込みが減少いたしました。9月の「台風21号」では、近年にない強風のために、家やお寺の屋根、園芸用のハウスなどが壊され、倒木による断線によって市内全域で大規模かつ長期に亘る停電が発生し、市民生活に大きな影響を及ぼしました。災害の恐ろしさを改めて思い知った1年でした。

 郡上の災害の歴史を振り返りますと、奇しくも今年2019年は、八幡北町の大火(大正8年)から100年、和良下沢の大火(昭和24年)から70年、伊勢湾台風(昭和34年)から60年、奥美濃地震(昭和44年)から50年、9・15豪雨災害(平成11年)から20年、台風23号(平成16年)から15年、などとなります。過去において郡上を襲ったこれらの大災害が、偶然とは言え、揃って丁度節目の年を迎えるということは、「過去の災害を忘れるな」「気を付けなさいよ」「備えを怠ってはいけませんよ」という天の啓示かもしれません。近きは昨年の体験に基づき、遠きはこれらの災害の歴史に学び、郡上市の「防災・減災」対策について、今年は改めてこれを進める年にしたいと存じます。

 市民の皆様におかれましても、自ら身の安全を守る行動をとるなど、一人ひとりで出来ること、また、家庭で出来る防災・減災対策の実行をはじめとして、地域における自主防災組織の一層の強化等に力を入れていただきますようお願い申し上げます。

 災害以外のことで、郡上市における1年を振り返ってみましょう。昨年は、市内の主要な施設・事業が相次いで完成いたしました。

 まず、3月には産業振興の拠点となる「郡上市産業プラザ」と、郡上の歴史・文化資料の収蔵・研究拠点となる「郡上市歴史資料館」が八幡町で竣工いたしました。なお、産業プラザ内には「郡上市産業支援センター」という新たな組織を設立いたしました。

 4月には、美並町の「まん真ん中広場」のグラウンドの人工芝生化及びクラブハウスが完成しました。また、高鷲町の「叺高原スポーツ広場」においても、シャワールーム等を完備した管理棟が同時期に完成いたしました。なお、郡上市は、東京オリンピック・パラリンピック開催に際し、コロンビア共和国のホストタウン登録を受けました。そして9月には、同国の女子ラグビーのユース代表チームがこの両施設を使って合宿練習や国際親善試合を行いました。

 6月、白鳥町に「清流長良川あゆパーク」と「道の駅 白山文化の里長滝」中核施設が完成しました。あゆパークは、川と魚に親しむ体験学習や、世界農業遺産「清流長良川の鮎」の情報発信拠点として岐阜県が整備したもので、郡上市が指定管理者として運営してまいります。

 8月、「消防感謝祭」第67回岐阜県消防操法大会が、20年ぶりに「めいほうスキー場」で開催されました。郡上市消防団からは、明宝方面隊と美並方面隊が出場し、28チーム中、明宝は5位、「優秀賞」を獲得し、美並方面隊も19位と健闘、日頃の鍛錬の成果を十分に発揮してくれました。7月豪雨のときもそうでしたが、地域住民の生命・身体・財産を守るために日夜献身的にお努めいただいている郡上市消防団員と、その活動を支えていただいておりますご家族の皆様に心から感謝申し上げます。

 秋、9月と10月には、「郡上北高等学校創立70周年記念式典」と「郡上高等学校創立100周年記念式典」が挙行されました。長い歴史と伝統を持つ両校は、新年度から学科が再編され、時代の変化に対応しながら、地域に密着した魅力ある学校を目指すこととなります。新しく生まれ変わる郡上北高校そして郡上高校に大きな期待を寄せるものです。なお、市では、両校に通う生徒の通学費の一部を助成する制度を、平成30年度から新たに始めております。郡上市内の大切な高等学校を、地域全体で支え守っていきたいと考えております。

 12月までに、東海北陸自動車道の白鳥ICから飛騨清見IC間の4車線化工事が概ね完了し、高鷲ICとひるがのSAの区間を除いて利用開始となりました。この度の一部利用開始は、特にスキーシーズンの渋滞解消に向け、今年3月までの年度内全線開通予定に先立って行われたものです。早期整備にご尽力いただいている中日本高速道路株式会社はじめ関係の皆様に感謝申し上げるものであります。

 このように、一方では「災害」という試練はありましたが、他方では郡上市の地域づくりに着実な一歩いっぽを刻んだ1年でもあった、そう言えるのではないかと存じます。

 さあ、平成31年、西暦2019年という新しい年が明けました。

 今年は、郡上市が合併・市制施行して満15年を迎え、16年度目の次なるステージに入ってまいります。人間で言えば、いよいよ義務教育である中学校を終え、実社会に出たり、高校に行く年頃です。郡上市も、これまで合併後15年間に亘って受けてきた財政上の特例措置などが終了し、いよいよ一つの都市自治体としての「自立」の度合いを高めて行かなければなりません。

 いま、東海北陸自動車道4車線化工事の完成に加え、東海環状自動車道の西廻り、福井と郡上とを結ぶ中部縦貫自動車道事業、濃飛横断自動車道の和良・八幡間の整備など、郡上市を巡る幹線道路ネットワークの整備は着実に進みつつあります。国道156号線の大和バイパスやめいほうトンネル第2期工事も進み、先が見えてきております。

 こうした郡上市の地理的・交通条件の変化を、「追い風」として最大限に活かせるように、3年度目に入る「観光立市郡上」の関連施策などを新年度においてもしっかり進めてまいりたいと存じます。昨年完成いたしました様々な施設も、その機能を十分に発揮するよう運用してまいりたいと存じます。

 いま、郡上市内では、若い人たちがいろいろなお店をだしたり、新しい「しごとおこし」に挑戦したりして頑張っています。みんなで力を合わせて、「ふるさと郡上」を元気にしてまいりましょう。そして、冒頭に申し上げましたように、安全・安心の一層の強化のために、「防災・減災」対策を市民総ぐるみで進めてまいりましょう。

 新しい年が、世界と日本にとって平和な年でありますように、郡上市と皆様お一人おひとりにとって明るい佳い年となりますように祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。

 ありがとうございます。

平成31年新春

郡上市長 市長:日置敏明

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