郡上市教育振興基本計画(案)に対するパブリックコメント制度の実施に際し、貴重なご意見をいただきましてありがとうございました。募集期間中、1名の方からご意見をいただきました。その内容と、市教育委員会の考え方は次のとおりです。
※いただいたご意見は、趣旨を損なわない程度に要約し掲載しております。
募集期間 | 平成31年2月1日から平成31年2月20日 |
---|---|
意見提出人数、件数 | 1人、1件 |
意見の提出方法 | 電子メール |
No. | いただいたご意見 | 意見に対する市の考え方 |
---|---|---|
1 | 郡上市の未来に向けた教育行政を考えるにあたって、『今後の郡上市教育における最重要課題は、「少子高齢化」、「人口減少社会」であるととらえ、これからの6年間で目指す姿を「たくましく共に生きる郡上人の育成・生きがいと希望にみちた社会の実現」とした。』と提起しているが、8つの基本方針とⅣつの重点施策のなかで、その解決に正面から対峙しようという姿勢がやや弱い印象を受ける。 市長が提唱された郡上学こそが、子どもたちに郷土愛を刷り込むことができる唯一の手段であり、将来、素晴らしい効果をもたらしてくれると思う。子どもたちが生まれ故郷である郡上へ回帰できるような施策を基本方針・重点施策の上位に位置づけていただき、学校教育、社会教育を通じて展開すれば、教育効果が具現化されるのではないか。 |
貴重なご意見をいただき、ありがとうございます。 ふるさと郡上に学び、誇りと愛着をもち、発展を願って地域に貢献する意欲や態度を高める「郡上学」は、少子高齢化・人口減少社会に向けた郡上の教育の柱と言える事業です。つまり、目指す姿「たくましく共に生きる郡上人の育成・生きがいと希望にみちた社会の実現」へ向けた核となる重点施策が『未来を創拓する「郡上学」の推進』と位置付けています。 特設ページとして「未来を創拓する郡上学」新体系図を載せました。「郡上のこれまでと今を学び、郡上のこれからを考え・行動することで、ふるさとの未来を創拓する人材を育てる」ことをコンセプトとしています。これまで学校で行う郡上学は、ふるさと教育に重点が置かれていましたが、さらに生き方や地域社会人としてのあり方などキャリア教育と融合させた郡上学構想(幼児―小学校―中学校―高等学校―社会人までの一貫した郡上学の指導計画づくり)を打ち出すことで、ふるさと郡上へ回帰し貢献できる人材育成プランとしています。 郡上学の4つのカテゴリー「ふるさと学習」「山と川の学習」「しごとの学習」「共に生きる学習」は変わりませんが、地域との協働によるこれからの教育(郡上型コミュニティスクール)を意図して、地域とともにある魅力ある学校づくりを前面に出しています。地域の宝物(地域資源)の生かし方、地域の活性化(元気な地域・元気な市民)につなげることをはじめ、地域人材の活用、デュアルシステム(企業実習とのコラボ)、クエストエデュケーション(地域課題解決)など、地域ならではの新しい価値を創造する人材育成を目指しています。 また、郡上学の取組みの他、乳幼児期からの子育て支援として家庭教育学級の開催や、子育てを地域全体で支える体制づくり、今後の児童生徒数の減少を見据えた学校の適正規模、適正配置についても計画的に進めることとしております。 高齢化に向けた施策につきましては、高齢者の生きがいづくりや社会参加を促すための多様な生涯学習講座の開催と、講座を通じた社会での活躍の場の充実に取り組むこととしております。また、生涯を通じて心身ともに健康な生活を送るために、1市民1スポーツの推進としまして、高齢者が気軽にできる運動やスポーツの普及に努めることとしております。 |
計画案等の資料
郡上市教育振興基本計画(案)(pdf・5.7MB)