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一般社団法人日本森林学会による、2018年度林業遺産の認定について

星宮神社 美並ふるさと館

 

(一社)日本森林学会では、林業発展の歴史を示す景観、施設、跡地等、土地に結びついたものを中心に、林業に関連する体系的な技術、特徴的な道具類、古文書等の資料群を、林業遺産として毎年度認定しています。

 この度2018年度の林業遺産の認定が発表され、郡上市美並町高砂の星宮神社の社叢林と美並ふるさと館の資料の一部が、「郡上林業の歴史と技術を伝承する資料・展示と社叢林」として全国で35番目の林業遺産に認定されました。また今回、岐阜県下で初めての認定となりました。

○選定理由

 岐阜県の中央、長良川沿いに位置する郡上市は、スギ・ヒノキを主体とした人工林施業が盛んである。その中でも美並町高砂地区は、大山林所有者である古川家を中心に藩政時代から育成林業が営まれ、高砂地区では1810年からスギの植林が始まり、1827年には中部地方で最初といわれる大規模な分収造林(郡上藩と地主との分収)が開始されたとされる。星宮神社社叢林はこの分収造林地での一部で、当地の育成林業の歴史の生き証人と言える。
 また、往時の生活を展示する「美並ふるさと館」は、川堰や流送を含む往時の木材収穫・搬出作業や道具の使用方法に関する再現展示や記録映像・写真が充実しており、往時の林業の姿を実感を伴って伝承できることが期待される。また、林業作業の再現と記録、道具類の収集、展示の設計と作成が地域住民自らの手で実施されたことも、林業遺産を引き継いでいく地域の意志として評価される。

 このような美並ふるさと館と星宮神社社叢林は互いに隣接しており、郡上の林業の歴史を知る上で相乗効果も期待できる点も評価し、合わせて林業遺産として選定する。

○認定対象

【道具類・資料群】

 「美並ふるさと館」保存の道具類と展示、ならびに関連書籍

【林業景観】

 星宮神社社叢林(面積 0.94ha)

参考

一般社団法人 日本森林学会ホームページ(外部サイト)

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郡上市教育委員会事務局社会教育課

0575-67-1128

〒501-4222 岐阜県郡上市八幡町島谷207番地1
FAX:0575-65-2584
E-Mail:syakai-kyouiku@city.gujo.lg.jp

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