郡上市大和町牧地内に所在する「東氏館跡及び篠脇城跡」は、令和6年6月24日に開催された国の文化審議会において国史跡に指定するよう文部科学大臣へ答申され、令和6年10月11日に官報で告示され、郡上市初の国史跡となりました。
東氏は、鎌倉幕府御家人千葉氏の一族で、承久の乱の軍功によりこの地を与えられ、移り住んだとされます。「東氏館跡及び篠脇城跡」は、そのような東氏が山麓に庭園のある館を構え、その後篠脇山の山上に池のある居館を構え移り住み、さらにその後の戦乱に備え居館から山城に造り変えた様相が分かる遺跡です。
令和6年10月5日には「郡上東氏歴史フォーラム」を古今伝授の里フィールドミュージアムで開催し、調査に関わった先生方が「東氏館跡及び篠脇城跡」の魅力とこれからについてお話されました。