○豚熱とは
豚熱(CSF)ウイルスの感染によって起こる豚やイノシシの家畜伝染病で、強い伝染力と高い致死率が特徴です。
人には感染しません。また、感染した豚肉が流通することはありません。仮に感染した肉を食べても人体には影響はないとされています。
○経緯
平成30年9月9日 | 岐阜市内の養豚場にて豚熱の患畜確認 |
平成30年9月14日 | イノシシにおいて陽性反応 以降、県内養豚施設、1府3県の養豚施設、県内及び愛知県のイノシシへ感染拡大 |
平成31年3月28日 | 郡上市内で死亡イノシシから陽性反応(和良町土京) 以降、市内全域のイノシシから陽性反応 |
平成31年4月4日 | 郡上市内でもワクチン散布の計画が示される 以降も陽性イノシシが確認され、市内全域にワクチン散布区域を拡大し、対策実施中 |
令和6年12月9日 | 郡上市八幡町河鹿のイノシシから陽性反応(令和6年度市内16例目) |
○ワクチン散布について
ワクチンについて
ドイツから輸入
外側:トウモロコシ粉、ココナツ油からなる基質等
内部:1.6mlの液状ワクチン
- 1993年から欧州で使用されています。
- 環境への影響はありません。
- 他の動物(うさぎ、ねずみ等)が食べた場合の安全性は確認されています。
- 他の動物が食べてもウイルスを拡散させることはありません。
なぜワクチン散布するのか
養豚農家への豚熱(CSF)ウイルス侵入の原因の1つとして、イノシシによる豚熱(CSF)ウイルスの拡大が考えられます。
イノシシによるウイルス拡散を防ぎ、養豚農家に豚熱(CSF)ウイルスが侵入するリスクを低減させるため、経口ワクチンを散布します。
ワクチン散布による効果
イノシシがワクチンを食べることで、豚熱(CSF)ウイルスに対する抗体ができます。
抗体ができると、イノシシが豚熱(CSF)ウイルスに感染することを防ぐことが可能です。また、イノシシが豚熱(CSF)ウイルスを環境中に排出することを防ぐことができます。
ワクチン散布地域
市内全域
その他
- 死亡したイノシシを発見した場合は、絶対に触れたりしないようにし、市役所農林水産部林務課までご連絡ください。