白山は、現在も活動を続ける「活火山」であり、全国111の活火山のうち、「常時観測が必要な50の活火山のうちの一つ」として、気象庁が24時間体制で火山活動を監視しています。
雄大な景観や山麓の温泉など、白山は、私たちに多くの恵みを与えてくれていますが、ひとたび噴火をすると、大きな災害をもたらすおそれがあります。
平成26年9月の御嶽山噴火では、突如発生した水蒸気噴火により、火口周辺にいた多くの登山者が被災しました。
白山へ登山する際には、活火山としての危険性を常に忘れることなく、自らの身を守るための備えを行いましょう。
なお、白山では火口から4km以内を登山する場合は、岐阜県条例により登山届の提出が義務付けられています。
登山届の作成を通じて、あらかじめ計画を立てることで、無理な登山を防止し、体力・装備・技術にあった登山が楽しめます。
万が一の遭難事故、火山噴火の際の迅速な安否確認、円滑な捜索救助が可能となりますので、白山への登山の際は、登山届を作成・提出しましょう。