日常生活の移動手段を確保するために、バス・鉄道・タクシー等の地域公共交通は重要な役割を担っています。地域の実情にあった公共交通の確保と持続可能な交通ネットワークを形成していくため、「郡上市地域公共交通計画」(計画期間:令和5年度から令和9年度まで)を、令和5年3月に策定しました。
■地域公共交通計画とは...
市では、平成23年3月に「郡上市地域公共交通総合連携計画」、平成30年3月に「郡上市地域公共交通網形成計画」(以下「網形成計画」という。)を策定し、様々な取組みを実施してきました。この網形成計画の計画期間が令和4年度末で満了することから、基本的な考え方を継承しつつ、残された課題や新たな課題を市民の皆さんと共に考えながら、持続可能な地域公共交通網を形成することを目的として策定した計画です。
なお、策定にあたっては、各地域での公共交通に関する懇談会、市民や高校生を対象にしたアンケート、高齢者サロンでの聞き取り、バス利用者への調査(バス乗降調査)など、地域の方々や利用者のみなさんの声を聞いたうえで、法定会議である「郡上市地域公共交通会議」を中心として検討を行いました。
■計画の基本となる方針
≪全体方針≫
~安心して住み続けられる公共交通ネットワークの構築~
≪4つの基本方針≫
1.まちづくりと地域の実情を考えた移動手段の確保
2.高齢者等が安心して暮らせる交通サービスの充実
3.観光需要に対応した交通サービスの充実
4.持続可能な公共交通の確保
なお、各基本方針には、それぞれ具体的な施策や事業を紐づけており、毎年度評価・検証を行います。また、評価・検証の結果も踏まえ、必要に応じて計画の見直しを行います。