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郡上市の地域優位性とまちづくりの課題

1.地域優位性

大きな集客力をもつ地域であること

 年間入り込み客約600万人を誇る国内有数の交流拠点です。また、世界遺産白川郷(白川村)や高山市、下呂温泉(下呂市)など、大きな集客力をもつ観光地との連携を図りやすい地であり、今後も発展が期待できます。
 

情報・交通などの交流のための社会基盤が整った地域であること

 東海北陸自動車道をはじめとする高速交通網や郡上ケーブルテレビの整備により、情報と交流の十分な基盤を有しています。今後も、東海北陸自動車道および中部縦貫自動車道の区間延長により、いっそう交流エリアが拡大することが期待できます。
 

長良川源流域の豊かな自然を守る地域であること

 郡上市は、長良川の源流域に広がる美しい森と清流を守る地域です。自然環境保全への意識が高まるなか、このような貴重な自然を有することは、市はもとより、下流域住民の環境にも大きな影響を与えることを意味しており、環境保全を実践し、環境倫理を育む場として、責任とともに、地域としての大きな存在感をもつことになります。
 

歴史・文化の遺産を継承する市民文化を育む地域であること

 郡上市は、郡上おどり、白鳥おどり、城下町の街並み景観、白山信仰、円空ゆかりの文化、中世に当地を治め、古今伝授により文学史に名を残す東氏ゆかりの文学的な遺産など、貴重な文化を生み出してきました。これらの歴史や伝統文化の遺産は、市民により守り受け継がれているとともに、地域の個性を生かしたさまざまな文化活動の基盤となっています。
 

まちづくり活動による豊富なストックをもつ地域であること

 郡上市を構成する7地域は、地域の有形・無形のまちづくり資源を生かし、住民とともに、その価値を高めるまちづくりに積極的に取り組んできました。その結果、市内には30を超える地域づくり団体や14のNPO法人が組織され、地域コミュニティの形成や環境整備、都市との交流、福祉の推進、子育て、自然体験活動など 多岐にわたる活動を継続的に続けています。このことは、地域によっては市民の自治力が高まるなど、成果をあげています。
 

2.まちづくりの課題

少子化・高齢化、人口減少への対応

 平成12年国勢調査によると、郡上市の高齢化率は約27.2%で、全国および岐阜県の平均と比較すると約10%高く、高齢化の傾向が顕著にあらわれています。また、合計特殊出生率の平均値は、1.77で、人口維持に必要となる現状の基準値2.08を下回っており、今後、少子化の進行が予測されます。 少子高齢化がこのまま進行すると、地域社会における担い手世代の減少による経済活力や地域活力の衰退、ひいては集落機能の維持を困難にする場合も想定されます。
 また、極端な年少人口の減少は、地域における学校教育にも影響を及ぼすことが懸念されるものであり、緊急の地域課題となっています。
 さらに、人口は減少傾向に歯止めがかかっていない状況にあります。今後、定住促進に向けた雇用の場の確保、子育て支援の充実、医療・保健サービスの強化、地域福祉の充実、バリアフリーの推進、生きがいづくりなど、さまざまな角度からの対策が必要です。
 

産業振興による雇用の場の確保

 平成12年度の本市の雇用構造は、サービス業・製造業・建設業・小売業等で、全体の82.9%を占めています。こうしたなか、公共事業の減少などを要因として、建設業をはじめ、地域のさまざまな業種に影響が生じることが予測されます。このため、大きな集客力をもつ、交流産業を軸として、農林漁業や商工業の連携を進め、いわば地域総合産業の創出や、情報・交通基盤を生かした新産業分野の開発・育成支援などに取り組むとともに、起業の促進、人材誘致などが必要です。
 

高度情報化への対応

 インターネットなど高度情報化が急速に進展しているなか、市民の生活スタイルや社会経済システムも大きく変化しています。郡上ケーブルテレビの整備により、充実した情報通信基盤を生かし、保健・医療・福祉サービスの提供、災害時の緊急情報や道路交通情報など各種公的サービスの提供および定住化の促進に向けた雇用情報を提供するなど高度情報化を生かしたさまざまな取り組みが必要です。
 

環境問題、自然の再認識への対応

 面積の約90%を山林が占め、24本の一級河川が流れる自然豊かな環境を有する本市には、この豊かな自然環境を後世まで残していく責任があります。加えて、都市住民などの自然回帰指向が高まる中、人と自然の共生環境や交流機会の拡充を図っていくことが求められています。
 

たくましい子どもたちを育くむ教育環境の創出

 家庭や地域社会の生活の変化によって、青少年の心身の健全な成長を促す教育が、これまで以上に重要になっています。子どもたちが、責任ある個人として自立していくことのできるよう、成長段階に応じた心の教育や体験の場の充実が求められています。本市では、先人たちから受け継いできた「凌霜の心」(※)を尊ぶ精神風土が息づいています。先人たちからこうした精神を受け継ぎ、心身ともにたくましい子どもたちを育む環境づくりが求められています。

【※凌霜の心とは】
 不撓不屈の精神で、感謝や思いやりの心をもちながら、実直な生き方を尊重すること
 

コミュニティの力、住民参加の必要性

 集落や市街地内など地域社会のコミュニティは、本市においても希薄になっています。住民参加・住民主体のさまざまなまちづくりの取り組みが求められるなか、地域の最小単位である集落・コミュニティの自治力を高めることは、新市のまちづくりにおいても極めて重要な取り組みです。
 今後は、まちづくりリーダーの確保・育成を図るとともに、ボランティア活動の促進、男女共同参画の推進などさまざまな取り組みが必要です。また、周辺住民などで一体的に取り組むイベントの開催、地域内における助け合い活動の充実などによるコミュニティの形成が必要です。
 

広域交流・連携の必要性

 全国各地において、それぞれが有する個性的な資源を生かしたまちづくりが進められ、地域間の競争が激化する現代において、人と人および地域と地域の交流・連携による地域の活性化、地域の振興が求められています。
 今後は、連携強化に向けた広域道路網・情報網の整備のほか、交流を生かした新産業の育成、広域的な交流の推進など、多様な角度からの対策が必要です。
 

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郡上市役所市長公室企画課

0575-67-1831

〒501-4297 岐阜県郡上市八幡町島谷228番地
FAX:0575-67-1711
E-Mail:kikaku@city.gujo.lg.jp

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