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基本構想答申(地域審議会)

八幡地域審議会

1.総括的事項

 構想案全体については概ね了とする。重要なことは今後これをいかに実現していくかであり、厳しい財政状況ではあるが実効性のある基本計画、実施計画を立案し、それらを着実に実施されるよう努力されたい。
人口の減少は極めて重要な課題である。将来像に掲げる「住みたいまち」郡上の実現を目指して、空き家対策や都市農村交流などを積極的に実施し、定住人口の確保に努められたい。
地域エゴの解消を進めるとともに、情報発信や観光振興、公共施設の利活用などの面において合併によるスケールメリットを生かした施策を推進されたい。
 

2.分野別施策の方針について

(1)産業・雇用
農地や山林などの生産基盤を守っていくことは重要である。特区の活用などにより新規農林業就業者の確保に努められたい。
団塊の世代対策として、60才から65才までの間の働く場の確保に努められたい。
産業振興は補助金など一時的なもので終わらせず、商業ベースに乗る施策づくりと支援を進められたい。
交流産業の振興について、入り込み客の質の問題も重要であるが、いかに入り込み客を郡上市内に取り込むかという量的確保の視点も重視して取り組まれたい。
それぞれの地域の良さや特性を生かすとともに、合併効果を生かした観光振興を進められたい。

(2)環境・防災・社会基盤
定住人口の確保のために、良好な宅地の確保、公営住宅の整備を進められたい。
森林は自然のダムともいわれるが、水田などの農地も同様の機能をもつものである。 こうした意味でも、社会基盤の整備の一環として農地の保全に努められたい。
生き物の生息環境を保全し、生き物との共生を図ることが出来るよう、市民と行政が協働して社会基盤の整備に取り組む必要がある。
地域ぐるみで防犯パトロールを実施しているところがある。市全域でもこうした活動を奨励し、市民が主体となった安全・安心なまちづくりを進められたい。 併せて消防団員の確保に努められたい。
情報関係の企業を誘致していくためにも、インターネットなど情報通信環境の一層の向上を図られたい。

(3)健康・福祉
スポーツ施設の利用増進のためプログラムの開発と充実に努め、健康づくりとスポーツ振興を絡めた施策を推進されたい。
青年層や高齢者層においても引きこもりや閉じこもりが増えている。生涯現役社会の実現のために、既存の施設を活用した住民同士のふれあいの場づくりを積極的に進められたい。
子育てを行っている若い親に対して、安心して子育てができるよう「親育て」の支援を積極的に実施されたい。

(4)教育・文化・人づくり
教育の方針をいかに具現化するかということが重要である。特に「凌霜の精神」は、教育の現場で具現化し、児童生徒によく理解されるよう努められたい。
不登校生徒の引きこもりに対して適応指導教室を整備するなど、社会的に支援していく環境づくりが必要である。
地域の魅力を子どもに伝えるよう努め、地域に愛着をもつ人づくりを進められたい。
教育は学校と家庭が両輪となって進めるべきものである。近年、家庭の教育力が低下していると思われるため、人を敬う心を育てるなど家庭教育の充実向上を図られたい。

(5)自治・まちづくり
市民の行政への参画を推進するためにも、徹底して効率的な行政運営を進められたい。
主体的にまちづくりを進めようという意欲をもった市民は多い。こうした意欲をまちづくり活動の実践へと高める努力をされたい。
総合支所方式を見直し、暫定的に地域振興事務所の縮小を進められたい。
施設の建設は、後に建設費の償還と維持管理経費の負担が伴うため慎重に検討を行うとともに、市内における類似施設の建設は、十分その効果を検討して取り組まれたい。
 

大和地域審議会

1.審議会の意見、要望

 基本構想の原案について、了解します。ただし、下記事項について配慮頂きますよう申し添えます。
市民憲章が定められており、基本構想の文中にこの理念を生かした記述をされるよう望みます。
総合計画は市の進むべき方向を示したものであり、市民誰もがわかりやすいものでなければならない。このため、市民に対するわかりやすいダイジェスト版等の配布による周知徹底を図ることを希望します。
 

白鳥地域審議会

1.統括的事項

 基本構想(案)は、まちづくりの基本理念を「みんなでつくる郡上 -人と自然が調和した交流文化のまち-」とし、市民と行政の協働や地域の個性を生かした連携によるまちづくりをめざしている。このことから、市民と行政は、各々の役割分担において、その責務を果たすということを基本にし、将来像に示された「訪ねたいまち郡上」「輝きたいまち郡上」「住みたいまち郡上」が実現できるよう、積極的な施策を展開されたい。また、人口減少・少子高齢化の対応は、全ての施策において共通する課題として検討すること。
 

2.分野別施策の方針について

(1)産業・雇用
恵まれた自然や豊かな森林・農業資源を生かした産業振興に積極的に取り組むとともに、合併により広がった地域の交流・連携により産業の活性化を図り効果を最大限に引き出すよう、シンボル施策を柱としたプロジェクトの推進を図ること。また、若者が定着できる新規の企業誘致を積極的に進め雇用の拡大を図ることにより人口減少の対応を願いたい。

(2)環境・防災・社会基盤
風水害・地震等の災害に強く安心して暮らせるまちづくり、また、四季の変化に富んだ自然環境に配慮し克雪・利雪を考慮した持続可能な地域社会をつくるため、ハード、ソフトの両面から効果的な施策を講じること。
郡上市は、山間地域と平坦地域での生活文化があいまって地域文化が構築されている。よって、山間地域の生活・文化を守ることによって、郡上らしさが見出され地域の魅力となり、人口減少の歯止めの要因となる。

(3)健康・福祉
地域総合福祉の理念に基づき、誰もが生きがいと誇りを持って安心して生活できる環境の整備に努められたい。
安心して子どもを生み育てることができるよう、さらなる支援及び生活基盤の充実に努めること。

(4)教育・文化・人づくり
たくましい子どもを育てる環境整備に努めるとともに、知育・徳育・体育・食育のバランスある教育内容の展開を工夫されたい。
高齢者から、子どもまで心のふれあうことが出来る地域としての機能と豊かな地域資源を活用した学びの場の提供に努めること。
白山文化により育まれた国・県指定の文化財は地域の人々により保護、修復し継承してきた重要な資産である。 修復事業を行う事は高額な費用が必要であり市の財産としての事業実施が必要である。

(5)自治・まちづくり
住民個々の価値観の多様化から、地域をまとめていく機能の低下が懸念されている。自治組織としての消防・女性の会の今後のありかたについて検討の必要がある。
まちづくりの推進には官民協働の精神が大事になるが、行政、民間の役割分担を明確にして協働意識の中に、行政に携わる者が埋没しないよう留意されたい。
効率的な行財政の推進を図るため明確な期限・方策を定めて事業展開を図り住民が将来に期待感(夢)を持てる方策を講じられたい。

(6)将来人口
目標人口45,000人は活力ある都市の形成には欠くことのできない数値である。目標人口の実現に向かって、基本計画において思い切った施策の展開が必要である。
 

高鷲地域審議会

1.基本計画策定に向けての要望事項

(1)郡上市は、合併前からそれぞれの地域において特色ある地域づくりがなされ、大きな成果を挙げられている。市の活性化を図る為には、これまでの特色ある地域づくりの経緯とその成果を踏まえ、地域特性が十分発揮できる施策を検討されメリハリのある計画とされたい。

(2)特に産業分野については、現に郡上市がおかれている状況や特性を踏まえた上で、いわゆる日本一作りという「攻め」の考え方が重要であると思われる。人・物・金・情報を生かした産業の発展を促進し、人口増加が図られるよう積極的な施策や方向性を検討されたい。

(3)市民憲章の具現化ということを側面からも整理検討されると共に、郡上市独自の少子化対策ついて検討されたい。

(4)環境・福祉の時代といわれる中、高齢化はますます増加の傾向にあり、自分の生まれた土地で残された人生を有意義に生活することを望まれる人も多い。こうしたなかで、手助けを必要とする高齢者を援助していくシステムを構築し、お互いが助け合って生きていける制度が望まれるので、制度の確立について検討されたい。
 

美並地域審議会

1.統括的事項

 基本構想(案)は、まちづくりの基本理念を「みんなでつくる郡上 -人と自然が調和した交流文化のまち-」とし、市民と行政の協働や地域の個性を生かした連携によるまちづくりをめざしている。このことから、市民と行政は、各々の役割分担において、その責務を果たすということを基本にし、将来像に示された「訪ねたいまち郡上」「輝きたいまち郡上」「住みたいまち郡上」が実現できるよう、積極的な施策を展開されたい。
また、人口減少・少子高齢化の対応は、全ての施策において共通する課題として検討すること。
 

2.分野別施策の方針について

(1)産業・雇用
産業の振興、雇用の場・機会の確保の重要性を十分認識され、シンボル施策を柱としたプロジェクトの推進を図ること。

(2)健康・福祉
少子高齢化の中、高齢者のさらなる活躍の機会を増やすべく環境づくりを検討すること。

(3)自治・まちづくり 男女共同参画社会の実現に向けた取り組みについて、本構想において明確に位置づけるとともに施策の推進を図ること。

 

3.基本計画・実施計画に向けて

 10年後の推計人口42,600人に対し、将来人口を45,000人に設定していることから、基本計画及び実施計画において人口増を図るべき施策を明確にし、その実現に格段の努力をいただきたい。
 

 

明宝地域審議会

1.基本構想の策定について

(1)統括的事項
基本構想(案)は、本計画に掲げる基本理念を達成するための指針として特に指摘事項はなく、妥当なものであると認めます。
市民と行政は、各々の役割分担において、その責務を果たすということを基本にし、将来像に示された「(1)訪ねたいまち郡上」「(2)輝きたいまち郡上」「(3)住みたいまち郡上」が実現できるよう、積極的な施策の展開をお願いします。

(2)将来人口について
平成27年の郡上市の目標人口を45,000人としていますが、人口の減少化は、経済・地域活力の減退、産業の担い手の減少、地域文化の伝承者の減少等、地域機能の衰退が危機的状況にあります。
コーホート変化率法を用いた人口推計の、約42,600人に減少する予測を現実的に受け止め、その観点で、人口減少化の対応を、定住促進による雇用の場の確保、子育ての支援、住民サービスの強化等の施策を始め、全ての施策に共通する最大の課題として検討していただくこと。
 

基本構想答申にあたっての審議会の要望事項

1.総括的事項
基本計画の策定につきましては、地域の現状把握と今後の課題について十分な検討を重ね、基本構想(案)を基本として、一部の地域が、市全体の施策から取り残されて孤立することが無いよう、施策、方針等をより具体的に記述していただくこと。

2.分野別施策の方針について
(1)産業・雇用
郡上市の第三セクターへの関与に関する体制について当地域には、現在三社の第三セクター(「めいほう高原開発(株)」・「明宝特産物加工(株)」・「(株)明宝レディース」)がありますが、当地域には、他に主だった企業もなく、同地域を支える貴重かつ重要な企業であり、開発による交流人口の増加、特産品の開発(ブランド化)、販売拠点の整備など、三社による相乗効果を図りながら、優良企業へと発展し、地域の活性化に貢献してきました。
今後も、市として、活性化と過疎からの脱却は、民間企業の活力と民間企業誘致とともに、第三セクター会社の雇用による、若者の就業機会の増大を、最大の課題として受け止め、地域住民と共に事業を推進し、民間活力をもって自立することができるような企業に成長するよう、指導していく方向で、検討していただくこと。

(2)社会基盤
美濃と飛騨を結ぶ主要幹線の交通基盤整備等について
地域振興のための、交流人口の増大は、交通基盤の整備が重要であると考えますが、特に、小川峠の通行は、冬季の降雪や豪雨等による土砂災害により交通や通信が遮断し、小川地域を孤立化させ、住民に大きな不安要因を与えています。
このため、めいほうトンネルの早期貫通は、当地域の住民が安心して生活できる、最低限の条件整備であり、災害や交通の危険性等も軽減され、住民生活にも多大な利便性をもたらすものであり、また、新たに美濃と飛騨を結ぶ主要な幹線となります。
また、R472号(通称・せせらぎ街道)は、美濃と飛騨を結ぶ重要な幹線で、多くの通行利用がありますが、有料道路であり、東海北陸自動車道の北進整備等により、年々減少傾向にあります。
自然豊かな当街道の、観光的なグレードを高めて、交流人口等の増大を図っていくためには、有料であることが、大きなネックとなっており、通行無料化に向けて施策を展開していくことが、不可欠であります。
この2つの路線の整備が、隣接する他市への、人と物のスムーズな移動を促し、更なる地域の活性化に寄与するものであることから、早急な整備を検討していただくこと。
また、高速道路を中心とした、郡上市内の環状線的な道路網の整備を検討していただくこと。
 

和良地域審議会

1.統括的事項について

 基本構想(案)は、まちづくりの基本理念を「みんなでつくる郡上 -人と自然が調和した交流文化のまち-」とし、市民と行政の協働や地域の個性をいかした連携によるまちづくりをめざしている。このことから市民と行政は、各々の役割分担において、その責務を果たすという事を基本にし、将来像に示された「訪ねたいまち郡上」「輝きたいまち郡上」「住みたいまち郡上」が実現できる様、積極的な施策を展開されたい。また、人口減少・少子高齢化への対応は、あらゆる施策において共通する課題として検討されたい。
 

2.均衡ある発展について

 広大な郡上市の現状を鑑みるとき、市の発展には、市街地ゾーン及び地域ゾーンの振興策が考えられるが、地域特性を考慮され、隅々までの均衡ある発展に努められたい。
 

3.分野別施策の方針について

(1)産業・雇用
産業の振興、雇用の場・機会の確保の重要性を十分認識され、シンボル施策を柱としたプロジェクトの推進を図ること。また、少子高齢化による農林業の後継者が不足し、優良農地や林地の荒廃が進んでいる。今後、農地の保全、森林の造成のため、また郷土の自然環境を守るためにもあらゆる施策を駆使し支援願いたい。

(2)環境防災・社会基盤
水と緑の保全のため森林の適正管理に努められたい。また、災害に強いまちづくりを推進するための安全・安心対策に努められたい。
市民生活の利便性を確保するための交通基盤の整備について国道256号は地域住民の生活用道路として欠くことのできない道路であります。特に堀越峠地内においては挟隘でヘアピンカーブも多く豪雨等により土砂災害による通行止め、冬季には降雪によるスリップ事故が多発し、住民の通勤・通学に支障をきたしております。このため、地域住民にとっては国道256号堀越峠地内の代替道路としての濃飛横断自動車道(八幡・和良区間)への期待は大きいものがあります。また、本路線の開通は郡上市と下呂市を最短で結ぶものであり、広域的交通ネットワークとして重要路線でもありますので基本計画の計画策定にあたっては是非とも盛り込んでいただくとともに、早期事業化に向けた関係機関への働きかけを一層お願いしたい。

(3)健康・福祉
心身ともに健やかな暮らしの実現のために保健、医療、福祉の連携は、地域の包括的なケアシステムを構築する上で欠くことのできないことです。このため地域の医療施設を拠点とした現在のシステムを今後も堅持されたい。また、本計画の地域整備構想に掲げる「健康・保養ふれあいゾーン」の一環として、「和良温泉日本一長寿の湯」の施設整備は、市民の健康づくり施策として重要と考えますので、実施計画に盛り込んでいただき推進されたい。

(4)教育・文化・人づくり
たくましく創造力豊かな子供を育てるための環境整備に努めるとともに、ふるさと愛を育てる教育に努められたい。また、東海・東南海地震の発生が危惧されている中、学校施設の新築・改築においては、市域の校舎等の危険度調査を基に建設年度も参考とされ、順次整備願いたい。

(5)自治・まちづくり
まちづくりの理念を市政に反映するためには、市民の行政参画機会の拡大が大切なことであり、行政と市民との責任と役割を明らかにし、協働の仕組みづくりのための施策を進められたい。
 

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郡上市役所市長公室企画課

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