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白山ユネスコエコパークが拡張登録されました!

 白山ユネスコエコパークの拡張登録申請について、現地時間で2016年3月19日(土)に、ペルー共和国の首都リマで開催された第28回ユネスコМAB(マブ)計画国際調整理事会において、同申請が承認されました。

 郡上市の白山ユネスコエコパークエリアは、白鳥町石徹白地区の一部が核心地域と緩衝地域となっていましたが、今回の申請が承認されたことにより、白鳥町の旧石徹白村と旧北濃村エリア、高鷲町全域が、移行地域に追加登録されることとなりました。

 

●ユネスコエコパークとは

 ユネスコエコパーク(正式名:生物圏保存地域)とは、貴重な自然環境を守りながら、それを持続可能に活用している地域を、国際的なモデル地域として認定するものです。ユネスコ人間と生物圏(MAB)計画の一環として行われており、世界120ヶ国651地域(2015年6月現在)が登録されています。日本では、白山を含め7地域が登録されています。

●3つの機能と3つのゾーン

 ユネスコエコパークには、3つの機能があります。

  1. 自然環境を守る「保存機能」
  2. 調査・研究や教育活動を行う「学術的研究支援機能」
  3. 自然環境と調和した地域の持続可能な発展を図る「経済と社会の発展機能」

 この3つの機能を果たすため、ユネスコエコパークには3つのゾーンを設定することが義務付けられています。貴重な自然環境を法的に保護する「核心地域」、核心地域を取り囲みながら、エコツーリズムなど限定的な利用しか行わない「緩衝地域」、人々が居住し、自然環境と調和した地域の持続可能な発展を図る「移行地域」です。

エコパークの3つの機能の説明エコパークの3つの地域の概要図

●白山ユネスコエコパークの登録

 白山は1980年にユネスコエコパークに登録されましたが、当時は「経済と社会の発展機能」の考え方が弱く、「移行地域」もまだ義務ではなかったため、白山では設定されませんでした。しかし、近年は持続可能な発展の重要性が叫ばれるようになり、3つのゾーンをすべて設定することが義務となっています。

 白山ユネスコエコパークでは、エリアに含まれる富山県南砺市、石川県白山市、福井県大野市・勝山市、岐阜県高山市・郡上市・白川村の4県7市村が連携し、「移行地域」を新たに設定する拡張登録の申請に取り組んできました。2014年に国内手続きに着手し、2015年9月にユネスコに申請書を提出、そして2016年3月に拡張登録が承認されました。

白山ユネスコエコパークの範囲図

白山ユネスコエコパークのゾーニング図

●今後に向けて

 白山ユネスコエコパークは、自然と人の共生を図る、国際的なモデル地域です。今後も白山を取り囲む4県7市村がますます連携を深め、10年後、20年後、50年後を見据えた、地域の持続可能な発展に取り組んでいく必要があります。

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〒501-4297 岐阜県郡上市八幡町島谷228番地
FAX:0575-67-1711
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