市・県民税（住民税）は、「所得割額」と「均等割額」とを合わせた額です。

　「所得割額」は、所得から所得控除の合計を引いた金額に税率を掛けて計算しますが、所得及び所得控除の計算方法や税率は、全国で同じです。

　一方、「均等割額」は、地方税法で標準税率（市民税 3,000円、県民税 1,000円）が決められていて、市が条例でそれを超える税率を決めることはできますが、郡上市は標準税率どおりです。

　したがって、郡上市の市・県民税（住民税）は、ほかの市町村と比較して高いということはありません。

　最近、市・県民税（住民税）が高くなったと感じるのは、平成19年度に国から地方への税源移譲が行われ、税率が変更になったためです。
　これにより、市・県民税の税率が上がりましたが、その分所得税の税率が下がっていますので、市・県民税（住民税）と所得税（国税）を合わせた税額は、基本的には同じになります。

　※平成24年度から県民税均等割額が変わりました。
　岐阜県では「緑豊かな清流の国ぎふ」づくりを推進するため、平成24年度から「清流の国ぎふ森林・環境税」が導入され、県民税均等割額は現行の1,000円に1,000円（清流の国ぎふ森林・環境税）を加算した2,000円となっています。
　（適用期間が5年間延長され、令和8年度までとなりました）