人に「戸籍」があるように、「地籍」とはいわば「土地に関する戸籍」のことです。
わが国において、登記所に備え付けられ、土地に関する記録として広く利用されている地図は、その半分ほどがいまだに明治時代の地租改正時に作られた地図(公図)などを基にしたもので、境界、形状が現実と違う場合があり、登記簿に記載された土地の面積も正確ではない場合もあるのが実態です。
地籍調査は、市町村が主体となって一筆ごとの土地の所有者、地番、地目を調査し、境界の位置と面積を測量するもので、調査の成果は登記所に送られ、これまでの登記簿、地図が更新されることになります。更新された登記簿、地図は、その後の土地取引の円滑化や行政の効率化に役立つことが期待されています。
■郡上市における地籍調査
郡上市では、白鳥町、高鷲町、明宝の一部において合併前から地籍調査が進められ、平成23年度末で26.46平方km(認証面積)が完了しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
国土交通省ウェヴサイト「地籍調査Webサイト」(新しいウィンドウで開きます)