目次
- 妊娠から出産・子育てと子どもの健康について
- 妊娠したとき(妊婦)
- 妊娠がわかったら(母子健康手帳の交付)
- 妊婦歯科健診
- 妊娠相談・訪問
- 子どもが生まれてから(産婦・新生児・乳幼児)
- 新生児聴覚検査費用の助成
- 母子1か月健診費用の助成
- 赤ちゃん訪問
- 乳幼児健康診査・歯科健診
- 乳幼児健康相談
- 予防接種
- 予防接種について
- 任意予防接種の費用助成
- 予防接種の受け方
- 妊娠したとき(妊婦)
- 成人の健康と介護サービス・保険について
- 健康診断と予防接種
- 生活習慣病と健康診断
- 予防接種
- 介護サービスと介護保険
- 介護サービスと介護保険
- 介護保険料の支払い方
- 介護サービスの受け方
- 介護サービスの種類
- 地域域包括支援センター
- 地域包括支援センターとは
- さまざまなご相談に応じます
- みなさんの権利を守ります
- 自立した生活ができるよう支援します
- 健康診断と予防接種
妊娠から出産・子育てと子どもの健康について
妊娠おめでとうございます。授かった命を大切にしてください。しかし、妊娠とはよろこびが大きい反面、不安も大きいのではないでしょうか。また、みなさんの生まれ育った国と日本とでは文化や風習、制度など様々な面で違いがあると考えられ、日本での安心安全な出産・育児のために知っておいて欲しいことが数々あります。
日本では、国の制度や、郡上市独自の政策として、妊婦さんやお腹の赤ちゃんの健康確保を目的に、安心で安全な出産を迎えるため、多くの制度などが用意されています。出産後にも、お母さんとお子さんの健康面や精神面も支えていきます。
また、幼いお子さんをお持ちのお母さんたちが交流を図ることで、子育ての悩みや相談をし、お互いに助け合うことや、近所に住む大人たちが小さなお子さんたちを見守る習慣があり、地域の中での子育てが交流を深め、子どもたちの防犯にも役立ちます。
積極的に活用・参加され、郡上市での安心・安全な子育てに役立ててください。
1.妊娠したとき(妊婦)
●妊娠がわかったら(母子健康手帳の交付)
妊娠がわかった方は、妊娠中の母子の健康を守るため、病院などで定期的な健康診査を受けることが必要です。また、病院などで医師に妊娠と判断されると、「妊娠届出書(証明書)」がもらえます。郡上市では、書類を受け取った方は、下記の保健センターへ提出し「母子健康手帳」を必ず受け取っていただきます。(無料)
また同時に、「妊婦一般健康診査受診票」、「妊婦歯科健診受診票」などもお渡しします。
対象者:妊婦
持ち物:妊娠届出書(証明書)
場所:八幡保健福祉センター 毎週木曜日 午後1時から2時30分
白鳥保健センター 毎週月曜日 午前9時30分から11時(祝祭日休)
●妊婦歯科健診
妊娠中は、歯科に関する病気(虫歯や歯肉炎など)になりやすい時期です。「母子健康手帳」の交付時にお渡しした「妊婦歯科健診受診票」をお持ちの上、市内指定歯科医院で、「口腔内歯科健診」、「歯磨きのブラッシング指導」を受けてください。この機会にぜひ受診してください。(無料)なお治療が必要な方は、個人負担が必要です。
対象者:妊婦(妊娠28週までの受診をおすすめします)
持ち物:妊婦歯科健診受診票
場所:市内指定歯科医院(要予約)
●妊婦一般健康診査
妊娠中の妊婦さんとお腹の赤ちゃんの健康を守り、妊娠の経過を確認するための妊婦健康診査を受けましょう。郡上市では、14回分の決められた検査項目の健診費用を助成します。
対象者:妊婦
持ち物:妊婦健康診査受診票(県内医療機関の場合、母子健康手帳交付時に交付)
場所:かかりつけの産婦人科病院等
●妊婦相談・訪問
妊婦さんは、妊娠中にからだやこころに様々な変化があります。妊娠中の生活について、心配ごとなどがありましたら、郡上市が開催する各種教室や相談日で相談して下さい。また指定日以外にも相談を受付けています。お気軽にお問い合わせ下さい。相談の内容により、保健師または栄養士による指導や各ご家庭への個別訪問も行います。(無料)
●お問い合わせ先
市役所健康福祉部健康課(大和保健福祉センターやまつつじ) TEL 0575-88-4511
<語句訳>
- 母子健康手帳・・・妊娠、出産、乳幼児健診、予防接種などの記録を書き込む母と子の大切な手帳のこと
- 保健師・・・地区活動や健康教育・保健指導などを通じて疾病の予防や健康増進など、公衆衛生活動を行う地域看護の専門者
- 栄養士・・・乳幼児から高齢者までの健康づくりや食生活改善の支援を行う専門者
- 助産師・・・国の助産師免許を持ち、分娩を助け、妊婦、産婦、新生児に対する世話や保健指導を行う女子
2.子どもが生まれてから(産婦・新生児・乳幼児)
●新生児聴覚検査費用の助成
赤ちゃんの耳の聞こえを早い時期に確めることで、適切な対応を取ることができます。検査にかかる費用を一部助成することで、赤ちゃんの発育発達と安心子育てを応援します。
助成金額:3,000円
対象者:新生児
助成手続き ※注:検査方法が「自動ABR検査」の場合のみ助成対象となります。
【市内の医療機関(郡上市民病院)で検査する場合】
- 出生後、産婦人科病棟に申込書を提出する。
- 会計窓口で検査料金を差し 引いた額を支払う。
【県外の医療機関で検査する場合】
- 医療機関窓口で料金を一旦全額自己負担する。
- 市役所で申請手続きを行い助成を受ける。
必要書類:申請書、領収書及び診療明細書、検査結果票または母子健康手帳の写し
問い合わせ:健康福祉部 健康課(大和保健福祉センターやまつつじ) TEL 0575-88-4511
●母子1か月健診費用の助成
産後1か月のお母さんと赤ちゃんの健診にかかる費用を、10,000円を上限に助成します。
対象者:郡上市に住所のあるお母さんと赤ちゃん
必要書類:申請書、領収書及び診療明細書、産後1箇月健康診査受診票、母子健康手帳の写し
問い合わせ:健康福祉部 健康課(大和保健福祉センターやまつつじ) TEL 0575-88-4511
●赤ちゃん訪問
赤ちゃんが生まれてから生後4ヶ月頃までのご家庭に、保健師または助産師が訪問し、お母さんと一緒に、体重測定や発育状態など、赤ちゃんの成長ぶりを確認します。また日頃の育児生活で心配なことや、これから受ける健診や予防接種についての説明も行います。
※予約制ですので、事前に保健師または助産師から、訪問日時を連絡します。(無料)
対象者:新生児・乳児・産婦
場所:各ご家庭
●乳幼児健康診査・歯科健診
郡上市では、「3~4か月児」「9~10か月児」「1歳6か月児」「3歳児」の月年齢のお子さんのそれぞれに、「乳幼児健康診査」を行っています。これは赤ちゃんの身体測定や発育検査、育児に関する個別相談など各月齢に応じて、小児科医、保健師、栄養士などが対応し、保護者の方と一緒に成長を確認することで、お子さんの健康を守ります。
また「1歳6か月児」「2歳児」「3歳児」では、歯科健診を行います。各健診の日時については、個人通知にてお知らせしますので、指定の場所へお越しください。(無料)
●乳幼児健康相談
お子さんの成長について、保護者の方と保健師、栄養士が一緒に確認を行います。身体計測のほか、育児についての相談や栄養、離乳食、予防接種など子育て全般に関する相談を受付けます。相談は、毎月各地で行われています。お気軽にご相談ください。(無料)
対象者:乳幼児とその保護者の方
持ち物:母子健康手帳
●お問い合わせ先
市役所健康福祉部健康課(大和保健福祉センターやまつつじ) TEL 0575-88-4511
3.予防接種
●定期予防接種
予防接種とは、ワクチン(病原体や毒素の力を弱めて作った薬液)を接種することで免疫力をつけ、病気に対する抵抗力をつけて発病を予防したり、症状を軽くしたりする方法のことです。ご自分やご家族の健康のため、また他人に移さないことで感染症の流行を押さえ、社会全体の感染症予防にも役立ちます。予防接種には、法律により対象疾病、対象者および接種期間などの決められた「定期予防接種」があります。郡上市では、これらの「定期予防接種」を実施しています。接種する時期などに合わせて、お子さんの予防接種計画を立て、市が指定する医療機関で予防接種を受けるようにしましょう。
対象者:郡上市に住民票または外国人登録のある方
料金:無料
予防接種の対象者や種類、接種回数などは、乳幼児・学童生徒の定期予防接種・任意予防接種(郡上市ホームーページ)をご確認ください。
●任意予防接種の費用助成
任意予防接種費用の助成を行います。市内指定医療機関で予防接種を実施しています。接種される前に、説明書などをよく読み、理解したうえで接種してください。
対象者:郡上市に住民票、または外国人登録のある方
費用助成を行う予防接種の対象者や種類、助成額は、乳幼児・学童生徒の定期予防接種・任意予防接種(郡上市ホームーページ)をご確認ください。
問い合わせ:健康福祉部健康課(大和保健福祉センターやまつつじ) TEL 0575-88-4511
●予防接種の受け方
- 1.接種計画を立てる
- 毎年郡上市から配布される予定表をもとに、年齢と予防接種の種類を確認して、接種する計画を立てます。
- 2.医療機関に予約の連絡をする
- 郡上市が指定する医療機関に予防接種の予約を連絡します。
- 3.予診票の記入
- 予診票は安全に予防接種を受けるための大切な情報です。責任を持って記入をしてください。
- 4.医療機関で予防接種をする
- 予約した日時に医療機関で受診してください。お子さんの健康について、よく知っている保護者が連れていきましょう。保護者が同伴できない場合は委任状が必要になります。
持ち物:母子健康手帳、予診票、健康保険証
●お問い合せ先
市役所健康福祉部健康課(大和保健福祉センターやまつつじ) TEL 0575-88-4511
成人の健康と介護サービス・保険について
郡上市に外国人登録をされている方は、ご自分の健康状態を知ることができる診断を受けることができます。みなさんが健やかで、元気に暮らせるよう受診することをおすすめします。
なお満年齢によって、内容が変わるため、受診方法やお申し込みの内容が異なります。またあなたやあなたのご家族の方で、体の不自由な方やお年寄りの方がいる場合、金銭的・精神的・肉体的に重くのしかかってくる介護をサポートする「介護サービス」があります。詳しくは、担当課窓口までお問い合せください。
1.健康診断と予防接種
●生活習慣病と健康診断
生活習慣病とは、高血圧症・糖尿病・脂質異常症など、日頃の生活習慣が大きく関わっている病気の総称です。また、バランスの偏った食事や運動不足、喫煙、飲酒、ストレスなどが病気の要因とも言われています。初期の段階ではほとんど自覚症状がありません。生活習慣を改善することが発症予防や病状の悪化を防ぐ第一歩です。
健(検)診の種類、内容、対象者、料金等詳しくは、【一般健診(30歳代基本健診・特定健診・すこやか健診)】【各種がん検診】【口腔・歯科健診】【肝炎ウィルス】(郡上市ホームーページ)をご確認ください。
●予防接種
予防接種とは、感染予防、発病防止、症状の軽減、病気のまん延防止などを目的としています。予防接種には、法律により対象疾病、対象者および接種期間などが決められた「定期予防接種」があります。郡上市では下記のように高齢者の「定期予防接種」を実施しています。また、任意予防接種費用の助成を行っています。
対象者:郡上市に住民票または外国人登録があり、各予防接種の対象者に該当する方
予防接種の対象者や種類、自己負担金は、高齢者の肺炎球菌感染症予防接種、高齢者インフルエンザ予防接種、帯状疱疹(たいじょうほうしん)の予防ワクチン(任意接種)接種費用の助成について(郡上市ホームーページ)をご確認ください。
お問い合わせ先
市役所健康福祉部健康課(大和保健福祉センターやまつつじ) TEL 0575-88-4511
2.介護サービスと介護保険
●介護サービスと介護保険
65歳以上または40歳以上の特定疾病対象者の方が利用できる制度です。何らかの障がいにより一人では生活できない方や障がいを持つ家族を介護している方の負担を軽くするため、様々な「介護サービス」があり、認定を受ければ、原則自己負担1割で受けることができます。
ただし、これらのサービスを受けるためには、40歳から「介護保険料」を支払う必要があります。
●介護保険料の支払い方
- 第1号被保険者(65歳以上の方) 市役所健康福祉部高齢福祉課に支払います。
- 第2号被保険者(40~64歳の方) 加入している医療保険に併せて支払います。
※詳しくは、担当課までお問い合わせください。
●介護サービスの受け方
「介護サービス」を受けるには、市役所健康福祉部高齢福祉課、またはお近くの振興事務所地域市民課で申請手続きを行ってください。
申請後は、いくつかの調査が行われ、「非該当」「要支援1・2」「要介護1~5」の3つに分けられます。
- 非該当者:
- 介護保険の対象にはなりませんが、介護予防事業の支援やサービスが利用できます。
- 要支援1・2:
- 介護保険の対象者ですが、要介護状態が軽く、生活機能が改善する可能性が高い方で、介護予防サービスを利用することができます。
- 要介護1~5:
- 日常生活で介助を必要とする度合いの高い方で、生活の維持、改善を図るためのさまざまな介護サービスを利用できます。
●介護サービスの種類
介護(予防)サービスの種類 | 要介護1から5 | 要支援1・2 | |
---|---|---|---|
在宅サービス | 通所介護(デイサービス) 通所リハビリテーション(デイケア) |
● | 介護予防サービス(総合事業) |
訪問介護(ホームヘルプ) 訪問入浴介護 訪問リハビリテーション 訪問看護 居宅療養管理指導 ・医師、歯科医師、薬剤師、管理栄養士などが訪問し、療養の管理や指導を行います |
● | 介護予防サービス(総合事業) | |
福祉用具の貸し出し(介護予防福祉用具) 福祉用具購入費の支給 住宅改修費の支給 |
● | 介護予防サービス | |
短期入所生活(ショートステイ) | ● | 介護予防サービス | |
特定施設入居者生活介護 ・有料老人ホームなど |
● | 介護予防サービス | |
地域密着型サービス | 小規模多機能型居住介護 ・通所を中心に利用者の選択に応じて、訪問や泊まりのサービスを提供します 認知症対応型共同生活介護(グループホーム) ・認知症高齢者がスタッフの介護を受けながら共同生活する住宅です |
● | 介護予防サービス ※ グループホームの場合は、要支援2の方のみ |
施設サービス | 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)※要介護3から5 介護老人保健施設(老人保健施設) 介護療養型医療施設(療養病床など) |
● | - |
●お問い合わせ先
市役所健康福祉部高齢福祉課 TEL 0575-67-1807
3.地域包括支援センター
●地域包括支援センター
「地域包括支援センター」では、地域で暮らす高齢のみなさんが、健やかな生活ができるよう介護や福祉、健康、医療などさまざまな支援をしています。
●さまざまなご相談に応じます
高齢のみなさんやそのご家族、近隣に暮らす方の介護に関する悩みや問題に応じます。また、介護の相談以外にも、健康や福祉、医療や生活に関することについて、お気軽にご相談ください。
●みなさんの権利を守ります
高齢のみなさんが、安心していきいきと暮らしていけるために、みなさんが持つさまざまな権利を守ります。例えば、成年後見制度(判断能力が不自由な方を保護、支援する代理人を定める公的制度)の紹介や、虐待や消費者被害などに対応しています。
●自立した生活ができるよう支援します
要介護認定で「要支援1」または「要支援2」の認定を受けられた方、または市が行う介護予防・日常生活支援総合事業の「事業対象者」となられた方について、状態にあわせたサービスの利用ができるよう支援します。
●お問い合わせ先
郡上市地域包括支援センター(市役所健康福祉部高齢福祉課内)TEL 0575-67-0008